カラスの親指 by rule of CROW's thumb/道尾秀介
あらすじ。
武沢はテツさんと共に住み、詐欺師をしている。2人には、かつてヤミ金に苦しめられたという共通点があった。武沢はヤミ金の返済ができなくなると組織の取立て役として働かされ、罪悪感に耐えきれず組織を解体させようとした結果、報復され自宅に火をつけられ娘が死んだ。テツさんはヤミ金により妻を自殺で失っていた。ある日、彼らの住む部屋から煙が上がった。一方、ある少女が上野でスリを働こうとする…
感想。ネタバレあり。
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わーお!なんという、ドンデン返し。ドンデン返しの先がこんな優しい結末ってことある?
まひろとやひろはヒグチの娘だろうと予想して読んでいたけどハズレ(誘導されてたのでしょう)。
事務所に突入するあたりでハラハラドキドキ、「遊びなんで終わり、許します」ってあたりで拍子抜けだけどホッとした、と思ったら、実は仕組んでいたのはアナタでしたかっていう。この一冊で感情が振り回されてジェットコースターみたい。
ネタバラシのシーンでは、劇団員のとこで「えー、まじ!」と声出して驚きました。