深夜特急2 マレー半島・シンガポール
あらすじ。(本の裏表紙)
香港・マカオに別れを告げてバンコクへと飛んだものの、どこを歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。〈私〉は香港で感じたあの熱気を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、一路シンガポールへと向かった。途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、シンガポールの街をぶらつくうちに〈私〉はやっと気がつくのだったー。
感想。
深夜特急シリーズ、めちゃくちゃ読みやすくて、面白い。
コロナ禍でなかなか行けない海外旅行だけど読書で少しでも行った気になる。
色々あって読み終わるまでに数か月経ってしまったせいもあり全体的に印象が薄まってしまったかもしれないけど、深夜特急1に比べると劇的な展開は少ないように思う。
主人公がフリーランスのライターをしていた理由、そして旅に出た理由が書かれていて、自由人だなあwwと最も印象的でした。
なぜたった一日で会社を辞めてしまったのか。理由を訊ねられると、雨のせいだ、といつも答えていた。
わからない。すべてがわからない。しかし人には、わからないからこそ出ていくという場合もあるはずなのだ。