葉桜の季節に君を想うということ
あらすじ。
「なんでもなってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たしてー。
ネタバレあり感想。
途中まで読みながら頭の中で映像化しやすいなぁと思って、映画化してくれたらなぁ〜と思ったけど、こりゃあ無理だー!笑
話を聞いてイメージしていたものが、全く!全く!違った!
基本トラさん目線で描かれるのだが、
さくらを助ける話
愛子のおじいちゃんが死んで真相を突き止めようと悪徳会社を探る話
かつてヤクザのスパイをしたときの話
安さんに頼まれて安さんの娘の現在の様子を探す話
もう一つの目線で、古谷節子という高齢女性の話が描かれる。彼女も悪徳会社に騙されて、お金が払えなくなり、会社の犬として犯罪に手を貸す。
これらの話が読んでいくと綺麗にまとまっていくのがとても気持ち良い。
そして、脳内イメージが最後には全然違うものになっている!