HIRA'S DIARY

日常を記録しています

いけない

 

 

内容紹介

“写真”が暴くもうひとつの真相。あなたは見抜けるか
各章の最終ページに登場する一枚の写真。その意味が解った瞬間、読んでいた物語は一変する――。二度読み必至の驚愕ミステリ。

 

感想(ネタバレあり)

3つの事件と1つのアフターストーリー。

1つめの事件の前にそれぞれの章の課題が書いてあります。

正直、理解が難しかったので、スッキリするために考察を探してしまった!

こういうことかな?!自分のために残しておきます。

 

①弓投げの崖を見てはいけない

交通事故に遭った男性の復讐の話。最後にアパートの前で別の交通事故が起こる。

(課題)死んだのは誰か?

(写真)地図

(真相)

交通事故で男性の息子が死に、男性は視力を失った。男性は交通事故を起こしたヤンキー3人に復讐し、2人の殺害に成功する。残った1人が2人を殺されたことに対して逆に復讐しようとして男性のアパートに包丁を持って乗り込もうとする。

死んだのは包丁を持った男を追いかけていた刑事。引いたのは宗教団体の車だった。

 

②その話を聞かせてはいけない

中国人の小学生が文房具店で偶然殺人を見てしまった話。

(課題)なぜ死んだのか?

(写真)テレビのニュース画面。

(真相)

中国人の小学生の男の子が文房具店に行ったとき男性が店のおばあさんを殺していると思った。その殺人の話をある同級生にした。しかしおばあさんは生きていたことが分かった。おばあさんにもその話をしたが、実はおばあさんと男性がおばあさんの夫を殺していたのだった。男の子に殺人を見られたと知った2人は彼を殺そうと車で崖に向かう。しかし車に隠れていた同級生が2人を崖から突き落とし、男の子は助かる。

 

③絵の謎に気づいてはいけない

年配刑事の竹梨が新人刑事の水元と共に宗教団体の女性の自殺を担当する話。

(課題)罪は誰のものか?

(写真)刑事が手帳の絵を書いている。

(真相)

竹梨と水元は宗教団体の女性の自殺を担当。服に着いていた古い桜の花びらから殺人事件ではないかと考えられ、遺体の第一発見者である宗教団体の男性守谷とマンションの管理会社社長の中川を調査する。しかし後日中川が遺体となって見つかり彼の手帳には事件に関係すると考えられたメモ(「電話中に外した?」という言葉と遺体の状況を示す絵)が書いてあった。内容から中川は守谷が犯人だと気付き守谷を脅迫していたと推測された。しかし絵は実際の遺体の有様と異なっていたため、「絵の位置で女性は殺され、守谷によって中川の電話中に遺体を動かされたのではないか」と水元は考えたもののそれは不可能と考えられた。水元は中川は守谷の仕掛けたスマートロックのトリックに気づきメモもその事を表していることに気づいた。実は竹梨は宗教団体の信者であり団体を守ろうとして絵を書き加えてスマートロックを表す絵を遺体の絵に見せかけて水元を混乱させたのだったが、水元は全ての真相に気付いてしまい、竹梨によって殺された。